若狭町は海の幸と湧き水、そして多くの歴史的資源に恵まれた小さな町です。 私たちはこの若狭町の山間部にある熊川宿という宿場町に本社を構え、古民家や里山の恵、また食文化などの文化資源をいかした事業に取り組んでいます。事業の目的は地域経済の循環をつくることです。村の規模にあった生産と消費のなか文化資源が日々再生産される、かつてはあたりまえであった状態を目指しています。そしてそのあたりまえが、これからの村の暮らしを持続的なものとし、人と環境をともに豊かにしてくれると考えています。

※日本人のお客様は自社サイトからのご予約をお勧めしております。 八百熊川は、かつて鯖街道の宿場町として栄えた熊川宿にある古民家をリノベーションした宿泊施設です。「ほたる」「ひばり」「つぐみ」「やまね」の４つのお部屋をご用意しております。歴史的な味わいを感じながら木の温もりや素材の質感などを丁寧に活かした居心地の良い空間づくりにこだわっています。また、全てのお部屋に、充実したキッチン設備があり、暮らすような感覚で滞在することができます。朝食は、お部屋で朝粥を炊いていただくプラン。夕食は、地元のお母さんたちが作る「熊川おもてなし膳」をご用意しております。

　若狭地方は、関西や中京からのアクセスがよい海のあるエリアとして、美しい景色を楽しむドライブやツーリングスポットとしても人気があります。若狭湾沿岸をドライブしながら辿り着くレインボーライン山頂公園では、透き通るような若狭湾の水平線や三方五湖の文化的な景観を眺めながらソフトクリームを食べたり、ハンモックに揺られたり足湯に浸かることもできます。また三方五湖周辺には、世界のものさしと呼ばれる年縞を展示した「年縞博物館」があり、約７万年前の地球の風景に思いを馳せることができます。 　かつて大陸からの玄関口でもあった若狭地方からは、多くの有名な仏教僧が小浜港から都に向かったそうです。京都に向かう街道沿いには多くの寺社仏閣が建立され、今でも大切に維持されています。それぞれの寺社仏閣が建立された背景や建物の特徴にご興味ある方はぜひ詳しく調べてみてください。